ユマのガレージ

技術情報とイラストのブログ

ネットワークスペシャリスト試験を受験しました

初めてのスタック接続

イラストの題材はL3スイッチのスタック接続です。 ネスペの勉強をしていると必ず遭遇する技術で、みやたひろしさんの書籍で大絶賛されていたのが印象的です。僕は実物を見たことはなく、Youtubeで動画を漁ってみました。ケーブルがごっついですね笑

2度目のネスペ挑戦!

さて本題のネットワークスペシャリスト試験(以下、ネスペ)についてです。2022/4/16に受験してきたので結果待ちの状態です。実は今回は2度目の受験になります。

僕自身についてですが、特にネスペの知識が必要とされる仕事はしていません。業務としてソフトウエアに携わる以上、最低限のネットワークの知識は付けておいてね、といった感じの職場で働いています。ルータなんて触ったことがないです。

そんな僕がネスぺを目指そうと思ったきっかけは、5年前に遡ります。当時の上司と資格の話になった時、上司が軽く「ネスペは持ってるよ」と口にしました。たったそれだけのことなのですが、上司になるような人はちゃんと勉強しているのだと心打たれたのと同時に、ネスペという響きに憧れを持ちました。

初めてネスペに申し込んだのは3年前のこと。意を決して勉強を始めるも、ネットワーク関連の用語がわからなすぎて、前日まで試験場に行くのを躊躇っていました。記念受験に午前2までは頑張ろうということで、試験場になんとか到着。午後試験では白紙の解答用紙を試験監督に提出し、早々に会場を後にしました。(幸いにも午前2は合格してました!)

一昨年はコロナで中止、去年は心が折れていたので辞退しました。

今年はふと上述の初心を思い出し、三か月前に受験を決意しました。今回は我ながらよく勉強したのではないかと思います。二ヶ月間はネットワークの基礎を学び、残り一ヶ月は3年分の過去問演習に取り組みました。

試験の手応えとしては、合格率は五分五分といったところです。一応解答は全て埋めたのですが、今振り返ってみると、明らかに間違っているところも多々あります。

そして一番の心配は・・・

午前1で落ちている可能性があることです。

過去に午前2までは通っているし、午前1は無勉でいけるものと思っていました。そして当日蓋を開けてみると「おっ、全然わからんぞw」といった始末です。はてさて、どうなることやら・・・。

勉強資料

参考まで、勉強に使った書籍を紹介しておきます。

マスタリングTCP/IP―入門編―

Amazon - マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版) | 直也, 井上, 公保, 村山, 隆史, 竹下, 透, 荒井, 幸雄, 苅田 |本 | 通販

ネスぺの勉強資料としてググると真っ先に出てくる名著です。この本の内容を100%理解できればネスペの合格が見えてくると思います。

技術書にありがちですが、前半は非常に丁寧に説明している割に、後半の説明は少し雑なようには感じました(トランスポート層あたりから)。この本は初回受験の時も読んだのですが、その時は最後まで読み進めるのがやっとで、内容が全然頭に入ってきませんでした。今回はじっくり時間をかけて読んだこともあり、8割以上は理解できていると思います。ネスペの過去問を解いた後に本書を見直すと、重要なことが書かれていることに気づきます。

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門 第2版 | みやたひろし |本 | 通販 | Amazon

上述のマスタリングTCP/IP程ではないですが、ググると紹介されている本です。

少しネットワークの知識がある前提ですが、僕はこちらの本を非常におススメします! マスタリングTCP/IPがどちらかといえば学問的であるのに対し、こちらは著者の経験に基づいた現場重視な内容になっています。いくら規格として有名であっても、現場であまり使われていない技術はばっさりと切り捨てています。逆に現場でよく見る技術については多くのページを割いて説明する、そんな感じの本です。特に説明に熱が籠っているなと感じたのが、冒頭イラストのスタック接続です。ルータのことはいまいちピンとこない僕ですが、インフラの現場にとっては革新的な出来事だったんだろうなぁ、と読んでいて少し胸が熱くなりました。